皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。今日の記事は簡単ドラム。Orangestar『アスノヨゾラ哨戒班』にチャレンジしてみましょう。
『アスノヨゾラ哨戒班を演奏したいけど、原曲のままだと難しい…。』そんな悩みを解決する為に、この記事では初心者の方も演奏しやすいアレンジをした簡単ドラムバージョンを紹介します。今までにレッスンや動画のために何百という曲のドラムをアレンジしてきましたのでお任せください!
難しい曲でも1つずつ取り組めば大丈夫。それではさっそく紹介します。
『アスノヨゾラ哨戒班』ってどんな曲?
アスノヨゾラ哨戒班はOrangestarの1stアルバム『未完成エイトビーツ』に収録されている楽曲です。YouTubeで5,000万回以上再生されている人気の楽曲でもあります。
こちらのサイトに歌詞が載っています。
テンポは速いですが、パターンの種類は少ないです。1つ1つしっかり確認していきましょう。
『アスノヨゾラ哨戒班』簡単ドラムデモ演奏動画
それでは各セクションごとに解説します。見出しにデモ演奏動画の時間を書いておきますので、動画を見る際の参考にして下さい。
※動画とBlogに貼り付けている楽譜でセクション名(Intro、A1など)が諸事情により変わっていますが、フレーズ自体は同じです。
各セクションごとの解説
A1(デモ演奏動画0:00~),B1(デモ演奏動画0:21~)
A1、B1で気をつけたいのが右手右足の交互打ちです。クラッシュが入る部分は右手と右足が同時打ちになりますが、その後からは右足と右手の交互打ちです。ここの動きの切り替えと、ずっと交互打ちを続ける中で勝手に同時打ちになってしまわないように気をつけましょう(画像1)。
手足交互打ちの動画を貼りますので、練習の参考にしてください。
あとは止まるところでしっかり止まるという点にも注意が必要です。A1の終わりは4拍目のベースドラム、B1の終わりは3拍目のベースドラムで止まります。その止まるタイミングを曖昧にせず、しっかり意識することが大切です(画像2,3)。
手足交互エクササイズは色々な曲で役に立つのでやってみてね!
サビ1(デモ演奏動画0:34~)
まずサビでは基本となるリズムパターンを確認します。ハイハット裏打ちのパターンで、ベースドラムとハイハットが一緒にならないことに気をつけて演奏します。2,4拍目の左手スネアと右足ベースドラムは一緒になるので、そこはしっかり揃えるようにしましょう(画像4)。
次にフィルイン2箇所を確認します。サビに入って4,8小節目の部分です。まずは4小節目ですが、4拍目頭のベースドラムを踏まないというのがポイント。そこまでずっと「1,2,3,4」でベースドラムを踏んできているので、勢いで4拍目も踏んでしまいやすいです。ここをしっかりコントロールして4拍目裏のクラッシュにベースドラムを合わせるようにしましょう。そして次の小節の2拍目から戻ってきます。その前の1拍目をしっかり感じ取るということが大切です(画像5)。
この小節をまたぐフレーズを正確に演奏する方法はこちらの記事で解説しています。
次に8小節目の部分ですがクラッシュが入るタイミングは同じで、その前がスネア4打でのフィルインになっています。細かい音になるとテンポが速くなってしまいやすい(俗に”ハシる”と言われる現象です)ので、焦らずに打つことが大切です。リズムパターンに戻ってくるのは先ほどと同じで、次の小節の2拍目になります(画像6)。
A2(デモ演奏動画1:15~),B2(デモ演奏動画1:57~)
ここではA2,B2で使われているリズムパターンの確認をしましょう。よく楽譜を見ると4拍目のスネアがありません。この”もともとあったものを無くす“というのが、実は結構難しかったりするんです。どうしても今までの流れで4拍目に左手スネアを打ってしまいたくなりますが、ここはグッと我慢しましょう。途中から4拍目スネアが入るので、どのタイミングから入るのかの確認を忘れずに(画像7)。
サビ2(デモ演奏動画2:10~),Ending(デモ演奏動画2:30~)
サビ2とEndingですが、特に新しい要素はありません。8小節のフレーズをずっと繰り返す形になっています。最後のEndingまで、しっかり駆け抜けましょう!
ここまでお疲れ様でした。
まとめ&楽譜ダウンロードはこちら
今日の記事では『アスノヨゾラ哨戒班』の簡単ドラムを紹介しました。テンポが速い中で手足交互が崩れてしまったり、小節をまたぐところでテンポが速くなったりしないように気をつけましょう。パターンの種類自体は少ないので、まずはゆっくり通すことを目標に取り組んでみてくださいね!
楽譜のダウンロードはこちら
https://tomo-drum.com/drumscore/asunoyozora.pdf
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動画内で使用している機材はこちら
動画内で使用しているオススメの機材について紹介します。各商品の画像をクリックすると国内最大級の楽器オンラインショップ『サウンドハウス』さんの商品ページに飛びます。多くのミュージシャンが利用するショップですので、安心してお買い求め下さい。対応、発送なども非常に丁寧で速いですよ。
電子ドラム:ATV aDrums Expanded Set
値段は高いですが、音がとても良いです。ATVストアというお店で、楽器の音を太鼓/シンバル別にダウンロード(購入)出来るのが大きな特徴。各太鼓を全て別のメーカーの音にするといった生ドラムでは難しい贅沢も出来ちゃいます。メトロノームなどの練習機能はついていないので、注意が必要です。
ペダル:dw9002PC
このdw9000シリーズの動きの滑らかさはとにかく素晴らしいです。このペダルを踏んだら他のペダルが踏めなくなるといっても大袈裟ではないくらい。値段は高いですが思い切って購入して長く大切に使える、そんな素晴らしい1台です。
ハイハットスタンド:DW5500d
dwと言う事でハイハットスタンドも動きが滑らか。フットボードが意外に短い(足が大きい人は大変かも)点と、重量がある点(持ち運びが大変)は注意が必要です。
スティック:Vic Firth 5AN
程よい太さ、程よい重さで扱いやすく、チップがナイロンなので欠けないと言うメリットも。持った感覚、振った感覚は人それぞれですがスティック選びに迷われている方は一度手にとってみて下さい。オススメです。
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