皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。今日の記事は簡単ドラム。Vaundy『不可幸力』にチャレンジしてみましょう。
『Vaundyの不可幸力を演奏したいけど、原曲のままだと難しい…。』そんな悩みを解決する為に、この記事では初心者の方も演奏しやすいアレンジをした簡単ドラムバージョンを紹介します。今までにレッスンや動画のために何百という曲のドラムをアレンジしてきましたのでお任せください!
難しい曲でも1つずつ取り組めば大丈夫。それではさっそく紹介します。
Vaundy『不可幸力』ってどんな曲?
『不可幸力』は2020年1月にリリースされたシングル。配信限定でリリースされた1曲です。
こちらで歌詞が紹介されています。
ドラムはシンプルで演奏しやすいです。ドラムを始めたばかりの人もチャレンジしてみてくださいね!
Vaundy『不可幸力』簡単ドラムデモ演奏動画
それでは各セクションごとに解説します。見出しにデモ演奏動画の時間を書いておきますので、動画を見る際の参考にして下さい。
各セクションごとの解説
Intro(デモ演奏動画0:00~),A1(デモ演奏動画0:20~),B1(デモ演奏動画0:41~)
最初にこの曲の全体を通してですが、リズムパターンは1種類だけです。テンポも速くないので、ドラムを始めたばかりの人でも演奏しやすいはず。右手右足がどのタイミングで重なるのか注意して取り組みましょう(画像1)。
Introの最後はハイハット、ベースドラムを2つ揃えてビシッと止まります。曲の中で止まるべきところをビシッと止まるのは大切です。しっかり止まりましょう(画像2)。
A1の8小節目は最後に足が4打連続で入ります。このようなフレーズだと実際のテンポよりも速くなってしまいやすいのですが、曲のテンポはそんなに速くないので焦らずに4打を打っていきましょう(画像3)。
音数が多くなると速くなりやすいので注意が必要ですね。
B1の最後は1小節のフィルイン。クラッシュ+ベースドラムを2拍伸ばして3拍目にベースドラム2打、4拍目にスネアで3打入ります。特に最初のクラッシュ+ベースドラムの長さに気をつけましょう。しっかり2拍数えて3拍目からベースドラムです。ここの2拍が短くなってしまわないように気をつけてください(画像4)。
自分の感覚でなく、しっかりカウントをして長さを掴みましょう。
C1(デモ演奏動画0:54~),B2(デモ演奏動画1:24~)
C1の2段目4小節目だけを確認します。ここも止まらなくてはいけないのですが、4拍目でハイハット+スネアで止まります。3段目4小節目はIntroと同じ止まりかたで少し違います。どのタイミングで止まるかをしっかり確認してくださいね(画像5)。
4拍目でビシッと止まってから、次の1拍目までの長さを意識するといいですね。
C2(デモ演奏動画1:37~),サビ1(デモ演奏動画2:02~)
ここではC2の最後の2小節をチェックしましょう。最初の小節でクラッシュをしっかり4拍分伸ばします。更に次の小節でフィルインが入ってくるのが3拍目からなので、実際は6拍分(1,2,3,4,1,2)まで数えましょう。そして3拍目からベースドラムが入ってきます。ここもしっかりカウントするのが大切です(画像6)。
ここは特に”間”が大きくなるので、しっかりカウントを数えることが大切です。
B3(デモ演奏動画2:23~),サビ2(デモ演奏動画2:36~),Ending(デモ演奏動画2:56~)
ここまでお疲れ様でした。B3の最後とサビ2の最後を確認しましょう。
まずB3は5小節なので気をつけてください。5小節目のクラッシュはしっかり2拍伸ばします。3拍目ベースドラムから4拍目にスネア1打のフィルインです(画像7)。
4小節目にフィルインを入れてしまわないように注意が必要ですね。
サビ2は最後の小節の3拍目に16分音符4打のフィルインが入ります。フィルインを入れてからの1拍休みでEndingに繋がるので、しっかりタイミングに気をつけてフィルインを入れるようにしましょう(画像8)。
まとめ&楽譜ダウンロードはこちら
Vaundy『不可幸力』簡単ドラムはリズムパターンが1種類と演奏しやすい作りになっています。
- リズムパターンの手足の組み合わせをしっかり確認する
- フィルインのタイミングやクラッシュの拍の長さをしっかり確認する
この2点に気をつけて取り組んでみましょう。あとはリズムのニュアンスが絶妙なので、曲を何回も繰り返し聴いて身体に染み込ませるようにするといいですよ。
自分の演奏も録音して聞き返すのを忘れずに!
楽譜のダウンロードはこちら
https://tomo-drum.com/drumscore/fukakouryoku.pdf
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動画内で使用している機材はこちら
動画内で使用しているオススメの機材について紹介します。各商品の画像をクリックすると国内最大級の楽器オンラインショップ『サウンドハウス』さんの商品ページに飛びます。多くのミュージシャンが利用するショップですので、安心してお買い求め下さい。対応、発送なども非常に丁寧で速いですよ。
電子ドラム:ATV aDrums Expanded Set
値段は高いですが、音がとても良いです。ATVストアというお店で、楽器の音を太鼓/シンバル別にダウンロード(購入)出来るのが大きな特徴。各太鼓を全て別のメーカーの音にするといった生ドラムでは難しい贅沢も出来ちゃいます。メトロノームなどの練習機能はついていないので、注意が必要です。
ペダル:dw9002PC
このdw9000シリーズの動きの滑らかさはとにかく素晴らしいです。このペダルを踏んだら他のペダルが踏めなくなるといっても大袈裟ではないくらい。値段は高いですが思い切って購入して長く大切に使える、そんな素晴らしい1台です。
ハイハットスタンド:DW5500d
dwと言う事でハイハットスタンドも動きが滑らか。フットボードが意外に短い(足が大きい人は大変かも)点と、重量がある点(持ち運びが大変)は注意が必要です。
スティック:Vic Firth 5AN
程よい太さ、程よい重さで扱いやすく、チップがナイロンなので欠けないと言うメリットも。持った感覚、振った感覚は人それぞれですがスティック選びに迷われている方は一度手にとってみて下さい。オススメです。
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