皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。今日の記事は簡単ドラム。SHISHAMO「君と夏フェス」にチャレンジしてみましょう。
『君と夏フェスを演奏したいけど、原曲のままだと難しい…。』そんな悩みを解決する為に、この記事では初心者の方も演奏しやすいアレンジをした簡単ドラムバージョンを紹介します。今までにレッスンや動画のために何百という曲のドラムをアレンジしてきましたのでお任せください!
難しい曲でも1つずつ取り組めば大丈夫。それではさっそく紹介します。
『君と夏フェス』ってどんな曲?
『君と夏フェス』は2014年7月2日にリリースされたSHISHAMOの1枚目のシングル。
こちらのサイトで歌詞が紹介されています。
タイトルの通り「夏」に聴きたくなる一曲ですね!
『君と夏フェス』簡単ドラムデモ演奏動画
それでは各セクションごとに解説します。見出しにデモ演奏動画の時間を書いておきますので、動画を見る際の参考にして下さい。
各セクションごとの解説
Intro(デモ演奏動画1:38~),A(デモ演奏動画1:51~)
まずは出だしのフレーズからです。このフレーズは裏拍にクラッシュを入れて拍を跨ぐように進んでいきます。特に1,3拍目が掴みにくいので、そこをしっかり感じ取りながら演奏しましょう(画像1)。
メトロノームを鳴らしながら、しっかり拍を感じとりたいですね!
3段目からはAに入ります。ここのポイントはとにかく手足交互打ちです。右手がつられて右足と一緒になってしまいやすいリズムパターンなので、しっかり手足交互打ちの練習をしてつられないように気をつけましょう(画像2)。
こちらの動画で実際にエクササイズを紹介していますので、練習の参考にしてください。
B1(デモ演奏動画2:12~)
ここではまず1段目のリズムパターンを確認します。楽譜にすると見た目がややこしく感じますが右手をフロアタムで4分音符。あとは1,3拍目にベースドラムと2,4拍目にスネアというシンプルなフレーズです。ドラムのフレーズを楽譜にすると難しく見えることがあるので、楽譜の見た目に騙されないようにしましょう(画像3)。
黒丸(音符)が多いと、シンプルなパターンでも複雑に見えたりしますよね。
3段目最初の2小節のフレーズはスネアとフロアタムの同時打ちです。表拍、裏拍をしっかり打ち分けるために、8分休符のところをしっかり感じとることが大切になります。まずはメトロノームに合わせてリズムを歌えるようにしましょう(画像4)。
サビ1(デモ演奏動画2:34~)
ここはInto、A1、B1でやってきたことに気をつけて取り組めば大丈夫です。一つだけ、4段目の最初に出てくる「Flam(フラム)」を確認しましょう(画像5)。
Flamは左右の手を少しタイミングをずらして落とします。どちらの手が先でも大丈夫ですが、同時打ちになってしまわないように気をつけてください。Flamを綺麗に打つコツをこちらの動画で紹介しているので参考にしてください。
Flam(フラム)は色々な曲で使われる大切な奏法です。練習しておくと役に立ちますよ!
A2(デモ演奏動画3:06~),B2(デモ演奏動画3:28~)
ここでは3段目のリズムパターンを確認しましょう。右足ベースドラムとハイハットを4分音符で踏みながら、左手がクロススティックになります。クロススティックはスティックをスネアの上に置いて縁を鳴らす特殊な打ち方です。スティックを置く場所や打ち方で音が全然違ってくるので、「カツッ」と遠くに響くような綺麗な音を出せるようにしましょう(画像6)。
こちらの動画でそのポイントを紹介しているので、参考にしてください。
日本語では「クローズドリムショット」と呼ばれたりしますが、「クロススティック」という名前で覚えるのがおすすめです。
間奏(デモ演奏動画3:50~),C(デモ演奏動画4:11~)
間奏とCは他のセクションとガラッと雰囲気が変わります。まず間奏部分ですがスネアが3拍目に落ちる「ハーフタイムフィール」と呼ばれる演奏です。テンポ自体は変わっていないのですが、スネアを3拍目に落とすことでゆったりしたリズムを聞かせることができます。1,2,3,4のカウントを間違えないように気をつけましょう(画像7)。
テンポが崩れないように「1,2,3,4」をカウントしながら練習してみてください。
3段目からは両手同時打ちの間にベースドラムが入ります。Intro,Aの部分で解説した手足交互打ちをしっかり練習しましょう(画像8)。
サビ2(デモ演奏動画4:33~),Ending(デモ演奏動画5:07~)
ここでは1箇所だけ確認します。1段目の最後の2小節ですが、2拍目裏にクラッシュが入った後で次の小節の4拍目まで空きます。クラッシュ後の3,4拍目をしっかり取れないと次の小節の拍もずれてしまうので、きっちり感じ取るようにしましょう(画像9)。
「1,2,3,4」をしっかりカウントするのは大事ですよね。
まとめ&楽譜ダウンロードはこちら
気をつけなくてはいけない要素はそんなに多くなく、
- 裏拍を正確にヒットするためには表拍(1,2,3,4)をしっかり感じ取る
- 手足交互を丁寧に
といった点がポイントになってきます。これらをしっかり押さえて練習すると全体が演奏しやすくなるはずです。ドラムセットを使わなくてもできる練習なので、メトロノームを使って丁寧に取り組んでみましょう。
楽譜のダウンロードはこちら
https://tomo-drum.com/drumscore/kimitonatsufes.pdf
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動画内で使用している機材はこちら
動画内で使用しているオススメの機材について紹介します。各商品の画像をクリックすると国内最大級の楽器オンラインショップ『サウンドハウス』さんの商品ページに飛びます。多くのミュージシャンが利用するショップですので、安心してお買い求め下さい。対応、発送なども非常に丁寧で速いですよ。
電子ドラム:YAMAHA DTX6K2-XFS
動画内で使用している電子ドラムは生産終了となり、後継機がこちらです。YAMAHAはどの価格帯の製品でも作りや音がしっかりしている印象で、メトロノームの機能なども豊富です。初心者の人で「どこのメーカーの電子ドラムがいいか分からない」という人は是非YAMAHAを使ってみてください。
ペダル:dw9002PC
このdw9000シリーズの動きの滑らかさはとにかく素晴らしいです。このペダルを踏んだら他のペダルが踏めなくなるといっても大袈裟ではないくらい。値段は高いですが思い切って購入して長く大切に使える、そんな素晴らしい1台です。
ハイハットスタンド:DW5500d
dwと言う事でハイハットスタンドも動きが滑らか。フットボードが意外に短い(足が大きい人は大変かも)点と、重量がある点(持ち運びが大変)は注意が必要です。
スティック:Vic Firth 5AN
程よい太さ、程よい重さで扱いやすく、チップがナイロンなので欠けないと言うメリットも。持った感覚、振った感覚は人それぞれですがスティック選びに迷われている方は一度手にとってみて下さい。オススメです。
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