皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。今日の記事は簡単ドラム。あいみょん『マリーゴールド』にチャレンジしてみましょう。
『マリーゴールドを演奏したいけど、原曲のままだと難しい…。』そんな悩みを解決する為に、この記事では初心者の方も演奏しやすいアレンジをしたバージョンを紹介します。今までにレッスンや動画のために何百という曲のドラムをアレンジしてきましたのでお任せください!
難しい曲でも1つずつ取り組めば大丈夫。それではさっそく紹介します。
『マリーゴールド』ってどんな曲?
『マリーゴールド』は2018年8月に発売されたあいみょんの5枚目のシングル。
こちらで歌詞を見ることができます。
『マリーゴールド』簡単ドラムデモ演奏/解説動画
今回はデモ演奏編と解説編が分かれています。
それでは各セクション毎に紹介します。見出しにそれぞれの動画の時間を書いておきますので、動画を見る際の参考にして下さい。
『マリーゴールド』の簡単ドラムを各セクションごとにチェック
Intro(デモ演奏編0:00~,解説編0:10~)
最初の3小節は休みで2段目からリズムパターンでスタート。右手はライドシンバルで、ベースドラムがどのタイミングで右手と重なるかをしっかり確認しながら練習してみましょう(画像1)。
4小節目にはベースドラムのタイミングが変わり、4拍目にFill-inが入ります。まずはスネアの後に入ってくるベースドラムをしっかり踏める様にする事が大切です。Fill-inの手順はRLRでスネア→スネア→タムで演奏しましょう(2)。
最後に6小節目。Fill-inはRLR RLRで演奏しましょう(画像3)。
A1(デモ演奏編0:21~,解説編2:02~),B1(デモ演奏編0:57~,解説編3:10~)
基本となるリズムパターンは2つ。A1のパターンはベースドラムが2ヶ所。特に赤枠で囲んだ所の足のタイミングに気をつけて練習して下さい(画像4)。
BのパターンはAの最初の足を2打にすれば良いので、それほど難しくないと思います。B最後のFill-inは右左交互で打ちましょう(画像5)。
サビ1(デモ演奏編1:06~,解説編4:28~)
1段目はBと同じパターンを右手ライドシンバルで、1カッコのFill-inはRLR RLRLの手順で演奏します。このサビで難しいのが2段目(画像6)。Fill-inとリズムパターンの展開が目まぐるしいのでしっかり確認しましょう。
まず1小節目は4拍目にRLRのFill-in、そこから2小節目の頭にクラッシュシンバルを入れます。その次のベースドラムのタイミングがポイントで、3拍目の裏に鳴らします。クラッシュからの空白が大きくなるので、しっかり2,3拍目をカウントをする事を忘れずに。その後4拍目にFill-inです。
3小節目はリズムパターンからのRLRLのFill-in、そして4小節目頭にクラッシュを入れて3,4拍目にRLRでFill-inを入れます。一番最後はハイハットを開けて鳴らして下さい。
この様に展開が目まぐるしいので『先がどうなっているか(Fill-inなのか、右手をどこに持っていくのかなど)』を常に確認しながらゆっくり練習し、流れを覚えてしまいましょう。
A2(デモ演奏編1:47~,解説編6:55~),B2(デモ演奏編2:05~,解説編7:17~)
A2のリズムパターンはA1と同じで、最後のFill-inはRLRLRLRLで各太鼓を2打ずつ演奏しましょう。
B2ですが右手フロアタムのパターンになります。Introのリズムパターンと足の形は一緒なので、Introのパターンをそのまま右手フロアタムで演奏すればOK。最後のFill-inは1打目クラッシュシンバルからの2打目以降スネア、フロアタムの同時打ち。3拍目でしっかり止まって、4拍目にタムとフロアタムで深く音を鳴らしましょう(画像7)。
サビ2(デモ演奏編2:14~,解説編8:30~)
ここでは2カッコのFill-inの確認です。ここはサビ1で出てきたFill-inの最後を16分音符4つに変えます。3拍目の裏にベースドラム、4拍目にスネアのFill-inです(画像8)。
C(デモ演奏編2:50~,解説編9:34~),Guitar(デモ演奏編3:08~,解説編10:34~)
ここは右手フロアタムのリズムパターンです。
1段目の最後は3拍目に両手でクラッシュとスネア、4拍目にRLRでスネア→タムのFill-in、2段目の最後はスネアでRLRLRLRLのFill-in。ここのセクションはそんなに難しくないですね。
では続いてGuitarのセクション。
ここで気をつけたいのは小節数。よく数えてみると7小節です。感覚で演奏するとどうしても4小節目や8小節目にFill-inを入れたくなるので、しっかり7小節目にFill-inを入れられる様にしましょう。
サビ3(デモ演奏編3:24~,解説編10:55~)
最初の4小節は休みで5小節目から入ります。ベースドラムを4分音符で踏みながらハイハットを8分音符、そして7小節目で2,4拍目にスネアドラムが入ります。最後の小節は1拍目にクラッシュとベースドラム、その後しっかり拍をカウントして3拍目裏のベースドラムから4拍目にスネアを『タン』と落としましょう。このスネアがズレてしまうと最後のサビの入りでメンバーがずっこけてしまうので要注意!!
サビ4(デモ演奏編3:42~,解説編11:59~),Ending(デモ演奏編4:36~,解説編13:35~)
サビ4で確認したいのは1カッコについているクレッシェンド(8)。
クレッシェンドは『だんだん強く』という意味で、よく使われる強弱記号の一つです。”だんだん強く”という事は1打目より2打目、更に3打目と強くしなければならないので1打目をどれだけ小さく打てるかが大切になってきます。
1打目が大きくなってしまうと2打目、3打目はそれ以上に大きくしなければならずメリハリの無い演奏になる事も。とにかく1打目を小さく打つ事を心がけましょう。ここのフレーズの場合、クラッシュシンバルからの流れで大きく音を出してしまわない様に気をつけて下さいね。
Endingは最後のFill-inが6小節目に入ってくる事に気をつけましょう。
7小節目にクラッシュを入れて終わりです。ここまでお疲れ様でした。
あいみょん『マリーゴールド』簡単ドラムまとめ&楽譜はこちら
今日はあいみょん『マリーゴールド』の簡単ドラムを紹介しました。リズムパターン、Fill-in共にある程度の形は決まっているのでまずはそれらをしっかり練習しましょう。全体を通して気をつけたいのがFill-inを入れるタイミング。小節数であったり拍数を確認して、どのタイミングで入るのか歌と照らし合わせながら覚えてしまうと良いです。あいみょんの大ヒット曲『マリーゴールド』。この記事を参考に是非チャレンジしてみて下さいね!!
楽譜のダウンロードはこちら
https://tomo-drum.com/drumscore/marigold.pdf
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動画内で使用している機材はこちら
動画内で使用しているオススメの機材について紹介します。各商品の画像をクリックすると国内最大級の楽器オンラインショップ『サウンドハウス』さんの商品ページに飛びます。多くのミュージシャンが利用するショップですので、安心してお買い求め下さい。対応、発送なども非常に丁寧で速いですよ。
電子ドラム:ATV aDrums Expanded Set
値段は高いですが、音がとても良いです。ATVストアというお店で、楽器の音を太鼓/シンバル別にダウンロード(購入)出来るのが大きな特徴。各太鼓を全て別のメーカーの音にするといった生ドラムでは難しい贅沢も出来ちゃいます。メトロノームなどの練習機能はついていないので、注意が必要です。
ペダル:dw9002PC
このdw9000シリーズの動きの滑らかさはとにかく素晴らしいです。このペダルを踏んだら他のペダルが踏めなくなるといっても大袈裟ではないくらい。値段は高いですが思い切って購入して長く大切に使える、そんな素晴らしい1台です。
ハイハットスタンド:DW5500d
dwと言う事でハイハットスタンドも動きが滑らか。フットボードが意外に短い(足が大きい人は大変かも)点と、重量がある点(持ち運びが大変)は注意が必要です。
スティック:Vic Firth 5AN
程よい太さ、程よい重さで扱いやすく、チップがナイロンなので欠けないと言うメリットも。持った感覚、振った感覚は人それぞれですがスティック選びに迷われている方は一度手にとってみて下さい。オススメです。
※動画内ではこの5ANの沼澤さんモデルを使用しています。
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