皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。今日の記事は簡単ドラム。緑黄色社会『Mela!』の簡単ドラムにチャレンジしてみましょう。
『緑黄色社会のMela!を演奏したいけど、原曲のままだと難しい…。』そんな悩みを解決する為に、この記事では初心者の方も演奏しやすいMela!の簡単ドラムバージョンを紹介します。今までにレッスンや動画のために何百という曲のドラムをアレンジしてきましたのでお任せください!
難しい曲でも1つずつ取り組めば大丈夫。それでは早速見ていきましょう。
緑黄色社会『Mela!』ってどんな曲?
『Mela!』は2020年4月に配信リリースされた緑黄色社会の楽曲。日本テレビ系『スッキリ』の「ひとつになろう!ダンスONEプロジェクト」の課題曲としても使われていました。
こちらのサイトで楽曲について詳しく紹介されているのでご覧ください。
ダンスONEプロジェクトにも使われたこの曲。自分のドラムで沢山の人に踊ってもらえる演奏を目指してチャレンジしてみましょう!
『Mela!』簡単ドラムのデモ演奏
それでは各セクション毎に紹介します。見出しにデモ演奏動画の時間を書いておきますので、動画を見る際の参考にして下さい。
各セクション毎の解説
Intro(デモ演奏動画0:00~)
出だしはベースドラムの4つ打ちからスタートして、確認したいのが5~8小節目。いきなり難しいFill-inが入ってきます。最初の小節は右足と両足の同時打ちから4拍目に左手スネア、4拍目裏にクラッシュを入れて小節をまたぎます。テンポが崩れないように、次の小節の頭をしっかり感じとる様にしてください。2小節目は右手右足(ハイハット+ベースドラム)で着地してからFill-in。手順に気をつけると演奏しやすくなります(画像1)。
続きの2小節はスネアとフロアタムの同時打ちから、ここも4拍目裏にクラッシュを入れて小節またぎ。その次の小節ですが、3拍目の手足の組み合わせに気をつけます。ここはRLRから右足ベースドラム。この4つを綺麗に並べるのが難しいので、ごちゃっとしてしまわない様に丁寧に練習する事が大切です(画像2)。
その後は色々な曲で使われるドッツータッツーのパターンに入ります。これに関しては下の動画で解説していますので参考にしてください。
A1(デモ演奏動画0:29~),B1(デモ演奏動画0:43~)
A1は最後の2小節を確認しましょう。まず1小節目の4拍目裏にクラッシュ+スネアでアクセント。ここで右足ベースドラムが釣られないように気をつけます。右足はずっと4分音符でキープです。その後、2小節目1拍目の裏からハイハット+スネアで戻ってきます。ただ、ここの小節もベースドラムは4分音符。1拍目をしっかり踏むようにしましょう(画像3)。
次はB1です。最初にリズムパターンの作りをチェック。引き続き右足は4分音符で踏みながら右手も4分音符。左手のリズムが少し難しいのでしっかり見ていきます。
1拍目はスネア無し、2拍目は右手右足と同じタイミングです。3拍目は右手右足と揃えて1打、そして最後の16分に1打。4拍目の頭の右手右足に釣られないように気をつけます。最後に4拍目裏に入れて完成です。左手のタイミング、そして右手右足がしっかり4分音符をキープ出来ている事を確認しながら取り組んでください(画像4)。
あとは最後のFill-inを確認します。ここはスネアを右左で打った後にベースドラム。R→L→右足の流れを綺麗に出来るように練習しておきましょう(画像5)。
サビ1(デモ演奏動画0:57~)
ここでは主にFill-inの手順について確認します。まずは1カッコから。ここはRR RRLがおすすめです。RR LRLで演奏しても面白いです(画像6)。
続いて2カッコ。ここの2小節目はLRRRからRL同時、4小節目はRRL RLRがやりやすいです(画像7)。
あともう1つ、最後のFill-inです。ここは3拍目頭の休符をしっかり感じとること、4拍目の手順をRLRで演奏することに注意しましょう(画像8)。
C(デモ演奏動画1:38~),B2(デモ演奏動画1:52~)
Cはクラッシュから入り、しばらく休み。6小節目の最後から7小節目にかけてフレーズが入ります。ここは7小節目の頭に着地するように演奏します。その後も7小節目は3拍目裏から入ります。テンポをしっかりキープするために、4分音符を感じながら演奏することが大切です(画像9)。
B2のリズムパターンはB1と同じです。最後の小節は両手と右足の交互打ちになります。綺麗にベースドラムを入れられるようにしましょう(画像10)。
間奏(デモ演奏動画2:06~),D(デモ演奏動画2:22~)
まずは間奏から。最初の3小節のリズムパターンはスネアが3拍目に落ちます。間違って2拍目に落としてしまうと雰囲気が変わってしまうので注意。4小節目の手順は下の画像で確認してください。6小節目は楽器は違いますが手順は4小節目と同じです(画像11)。
そして7~9小節目。ここはリズムが難しい。譜面で捉えると難しいのでリズムを歌って覚えてしまう方が良いです。まずは何度も口ずさんで覚えてしまいましょう。その上でここの1小節目は右手と右足を揃える、2小節目は最初のRLRからのベースドラムを綺麗に打てるように注意します(画像12)。
そしてD。ここの最初の8小節もリズムを繰り返し歌いましょう。楽譜と睨(にら)めっこするよりも楽しいはず。その後のリズムパターンですが、ここは右手をフロアタム8分音符でキープ。必要なところにタムまたはスネアを左手で入れるという捉え方がいいです(画像13)。
サビ3(デモ演奏動画2:53~),Ending(デモ演奏動画3:28~)
サビ3の1段目最後のFill-inはB1で確認したものと同じです。ただその後の2段目の入りに気をつけてください。RLRからベースドラム、先ほどの間奏部分で紹介したものと同じです。3段目2小節目はサビ1の内容を、6小節目はIntroの内容を参考に取り組んでみましょう。
Endingは最後の1小節を確認します。ここの2,3拍目は左手でスネア、右手をハイハットに持っていきベースドラムをしっかり右手に合わせます。そして4拍目にスネア16分音符を4つ入れてビシッと締めましょう。終わりよければ全てよし(とも限らないですが)、最後はキッチリ揃えたいですね(画像14)。
まとめ&楽譜ダウンロードはこちら
緑黄色社会の『Mela!』の簡単ドラムを紹介しました。Fill-inの手順や小節またぎの部分など、他の曲でも役にたつポイントが盛りだくさんです。ドラム初心者の人もこの曲にチャレンジすれば間違いなくレベルアップ出来るので、この記事を参考に是非チャレンジしてみてください。
楽譜のダウンロードはこちら
https://tomo-drum.com/drumscore/mela.pdf
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動画内で使用している機材はこちら
動画内で使用しているオススメの機材について紹介します。各商品の画像をクリックすると国内最大級の楽器オンラインショップ『サウンドハウス』さんの商品ページに飛びます。多くのミュージシャンが利用するショップですので、安心してお買い求め下さい。対応、発送なども非常に丁寧で速いですよ。
電子ドラム:ATV aDrums Expanded Set
値段は高いですが、音はとても良いです。ATVストアと言うお店で、楽器の音を太鼓/シンバル別にダウンロード(購入)出来るのが大きな特徴。各太鼓を全て別のメーカーの音にするといった生ドラムでは難しい贅沢も出来ちゃいます。メトロノームなどの練習機能はついていませんので、注意が必要です。
ペダル:dw9002PC
このdw9000シリーズの動きの滑らかさはとにかく素晴らしいです。このペダルを踏んだら他のペダルが踏めなくなるといっても大袈裟ではないくらい。値段は高いですが思い切って購入して長く大切に使える、そんな素晴らしい1台。
ハイハットスタンド:DW5500d
dwと言う事でハイハットスタンドも動きが滑らか。フットボードが意外に短い(足が大きい人は大変かも)と言う点と、重量があると言う点は注意が必要です。
スティック:Vic Firth 5AN
程よい太さ、程よい重さで扱いやすく、チップがナイロンなので欠けないと言うメリットも。持った感覚、降った感覚は人それぞれですがスティック選びに迷われている方は一度手にとってみて下さい。オススメです。
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