皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。今日の記事は簡単ドラム。KANA-BOONの『ないものねだり』にチャレンジしてみましょう。
「好きなバンドの曲を演奏したいけど、原曲のままだと難しい…」そんな悩みを解決する為に、この記事では初心者の方も演奏しやすい様にアレンジをしたバージョンを紹介します。
難しい曲でも1つずつ取り組めば大丈夫。それでは早速見ていきましょう。
『ないものねだり』ってどんな曲?
『ないものねだり』は2013年4月24日にリリースされたミニアルバム『僕がCDを出したら』に収録されている曲で、映画『小説の神様 君としか描けない物語』の挿入歌にもなっています。
こちらのサイトで歌詞について考察されているのでご覧ください。
テンポも速く細かいFIll-inも多いですが頑張りましょう!
まずは動画で確認しよう
それでは各セクション毎に見ていきましょう。見出しにデモ演奏動画の時間を書いておきますので、動画を見る際の参考にして下さい。
各セクション毎に見ていこう
Intro(デモ演奏動画3:14~)
まずはIntroから。
ここでは今までの記事で何度も解説しているドッツータッツーのパターン(Point1)について見ていきましょう。このパターンでポイントになるのが両足同時に踏むという事。楽譜には記載されていませんが両足を同時に踏む事で裏拍でハイハットが開きます(画像1)。
両足を同時に踏みながら、その上で手をRLRで打つ練習をしてみましょう。このパターンについては下の動画で解説しているので参考にしてみて下さい。
A1(デモ演奏動画3:35~),B1(デモ演奏動画4:02~)
次にA1とB1をまとめて確認します。
A1の1段目はイントロのパターンの左足を動かさないもの。右足を4分音符で踏みながらRLRで打てば大丈夫です。各段の最後にRLRLでスネア16分のFillが入ります。
B1は最後の3小節を確認しましょう。各小節共にベースドラムを4分音符で踏みながら1小節目はクラッシュからライド、そして最後にフロアタムをベースドラムと同じタイミングで。
2小節目はクラッシュとスネアからスタートしてスネアとフロアタムを同時に8分音符で打ちます。この足4分音符で両手8分音符の組み合わせ、やってみると意外と難しいんですよ。足も一緒に8分音符になってしまいがちなので気をつけましょう。
そして最後の小節は3拍目で止まります。この後サビに入るのでビシッと止まって下さいね。
ここについてはデモ演奏動画の12:07~で解説しているので参考にして下さい。
サビ1(デモ演奏動画4:13~)
最初のサビを確認していきましょう。
まずは2段目のPoint3です。その前までは右手右足が交互打ちになりますが、ここは右手右足をしっかり揃えて打ちます。1段目と2段目を4小節または8小節毎に行ったり来たりする練習をしてみましょう。
そして3段目のPoint4では再び右手と右足の交互打ちに戻ります。ただここでは2,4拍目の左手スネアが無いので気をつけて下さい。4小節目の4拍目でスネアとフロアタムを打ちましょう。
A2(デモ演奏動画4:46~),B2(デモ演奏動画5:08~)
ここではA2,B2を確認します。
A2では1段目を確認します。ここは右足ベースドラムを4分で踏みながら1拍目にクラッシュ、4拍目にフロアタム。次の小節は1,2拍目にスネア8分音符で4打からタム→フロアタム。最後小節は1拍目休みで2拍目からスネアの16分が入ります(画像2)。動画の13:45~でも解説しています。
B2では最初のリズムパターンを確認しましょう。ここは右手8分のリズムパターンになります。この曲のテンポだと結構右手が忙しいので気をつけて下さいね(画像3)。動画の16:40~でも解説しています。
サビ2(デモ演奏動画5:19~),Guitar(デモ演奏動画5:41~)
サビ2とGuitarを確認しましょう。
まず1つ目のPoint7。ここで気をつけたいのは右手1打に対して右足2打という組み合わせです。このフレーズはどうしても右手が釣られやすく、右足と一緒に2打うってしまいがちなので気をつけましょう。まずは右手と右足だけで練習するのがオススメ(画像4)。動画の18:48~でも解説しています。
次はPoint8。ここではシンコペーションについて説明します。1小節目4拍目の裏にクラッシュが入り、そのまま次の小節の頭を跨いで裏拍にベースドラムで着地します。ここで大切になるのが2小節目の1拍目をしっかり感じ取る事。そうしないと着地の拍が不安定になりテンポが狂ってしまいます。しっかりカウントを取りながら練習しましょう(画像5)。動画20:36~でも解説しています。
こちらの動画でもシンコペーションについて解説しているので参考にして下さいね。
では最後にPoint9です。ここはクロススティックを使います。2拍目に2打、4拍目に1打。そのクロススティックを綺麗に鳴らす事を心がけて下さい。そのためにはスティックの持ち方や手の置き方などのポイントを押さえれば大丈夫。下の動画を参考に練習してみましょう。
サビ3(デモ演奏動画6:14~),Ending(デモ演奏動画6:58~)
最後にサビ3とEndingを見ていきましょう。
ここでは2段目最後のFill-inの確認をします。1拍目ベースドラムからハイハット(オープン)+スネア。そしてその次の2,3拍目が難しい所。ここはスネアをRLRLで打ち、その後のスネア-タム-フロアタムをRLRで打つというのがポイント。このフレーズは殆どの場合RLRで打つので、身体で覚えてしまうといいです。そのRLRの後にベースドラムが入るのですが、どうしても手につられてごちゃっとなってしまいやすい所。ここを綺麗に打てるようにするためにRLRK(Kは足)の4打の組み合わせを練習すると良いです(画像6)。動画22:22~でも解説しています。
RLRKのフレーズについてはこちらの動画でも紹介しているので練習の参考にしてみましょう。
まとめ&楽譜ダウンロードはこちら
本日の記事は如何でしたでしょうか?全体的に右足ベースドラムを4分音符で打つこの曲。最初から最後までノリノリで楽しみながら演奏したいですね。見ているお客さんに踊ってもらう演奏を目指して頑張りましょう!
楽譜のダウンロードはこちら
https://tomo-drum.com/drumscore/naimononedari.pdf
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動画内で使用している機材はこちら
動画内で使用しているオススメの機材について紹介します。各商品の画像をクリックすると国内最大級の楽器オンラインショップ『サウンドハウス』さんの商品ページに飛びます。多くのミュージシャンが利用するショップですので、安心してお買い求め下さい。対応、発送なども非常に丁寧で速いですよ。
電子ドラム:ATV aDrums Expanded Set
値段は高いですが、音はとても良いです。ATVストアと言うお店で、楽器の音を太鼓/シンバル別にダウンロード(購入)出来るのが大きな特徴。各太鼓を全て別のメーカーの音にするといった生ドラムでは難しい贅沢も出来ちゃいます。メトロノームなどの練習機能はついていませんので、注意が必要です。
ペダル:dw9002PC
このdw9000シリーズの動きの滑らかさはとにかく素晴らしいです。このペダルを踏んだら他のペダルが踏めなくなるといっても大袈裟ではないくらい。値段は高いですが思い切って購入して長く大切に使える、そんな素晴らしい1台。
ハイハットスタンド:DW5500d
dwと言う事でハイハットスタンドも動きが滑らか。フットボードが意外に短い(足が大きい人は大変かも)と言う点と、重量があると言う点は注意が必要です。
スティック:Vic Firth 5AN
程よい太さ、程よい重さで扱いやすく、チップがナイロンなので欠けないと言うメリットも。持った感覚、降った感覚は人それぞれですがスティック選びに迷われている方は一度手にとってみて下さい。オススメです。
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