皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。今日の記事は簡単ドラム。高橋優『雪月風花』にチャレンジしてみましょう。
『雪月風花を演奏したいけど、原曲のままだと難しい…。』そんな悩みを解決する為に、この記事では初心者の方も演奏しやすいアレンジをしたバージョンの雪月風花を紹介します。今までにレッスンや動画のために何百という曲のドラムをアレンジしてきましたのでお任せください!
難しい曲でも1つずつ取り組めば大丈夫。それでは一緒に確認しましょう。
『雪月風花』ってどんな曲?
『雪月風花』は2023年10月に配信された高橋優の29枚目のシングル。NHKのアニメ『ドッグシグナル』のオープニングテーマとして書き下ろされました。
こちらのサイトで歌詞を見ることができます。
まずは動画で確認していきましょう。
『雪月風花』デモ演奏動画
それでは各セクションごとにポイントを紹介します。見出しにデモ演奏動画の時間を書いておきますので、動画を見る際の参考にして下さい。
各セクション毎に見ていこう
Intro(デモ演奏動画0:00~)
Introから盛りだくさんの内容になっています。
まずは最初の3小節。ここは裏拍に入る音が多いので、表拍をしっかり感じ取りながら演奏することが大切です。画像の赤枠で書かれた部分(各小節目の2,3拍目)に特に気をつけて演奏しましょう。(画像1)
次は2段目のリズムパターンです。色々な曲で使われる『ドッツータッツー』のパターン。両足を同時で踏みながらRLRで手を打ちます。クラッシュの部分以外は右手と右足は一緒にならないので注意が必要です。(画像2)
こちらの動画でパターンの演奏の仕方を解説しています。参考にしてください。
イントロ最後は3段目2小節目のFill-inの手順についてです。ここの2拍目『タンタカ』はRRLで打つようにしましょう。RLRで打ってしまうと次の拍が左手スタートになって演奏しづらくなります。ここは手順を守ってRRLで打ってください。(画像3)
A1(デモ演奏動画0:23~),B1(デモ演奏動画0:37~)
A1とB1をまとめて確認します。
A1については最後のFill-inを確認します。ここは手順に気をつけましょう。3拍目をRRL、4拍目をRLRで演奏するのが自然です。左手はスネアだけで太鼓の移動がないので、右手がどのように動くか(タム→スネア→タム)を意識してみてください。(画像4)
B1の最初の4小節はIntroと似てるようで少し違うので気をつけましょう。ポイントはIntroと同じで、拍の頭をしっかり感じ取りながら演奏すること。もし難しいようだったらIntroの4小節を代わりに演奏しても大丈夫です。(画像5)
B1の5小節目からのパターンは右手1打に対して右足2打が入ります。右手がつられて2打になってしまわないように気をつけてください。また3~4小節目の部分は裏打ちで小節をまたぎます。3小節目4拍目の裏にクラッシュ+スネア、4小節目1拍目の裏にベースドラムです。拍の頭を感じ取って正確に裏拍に入れるようにしましょう。(画像6)
サビ1(デモ演奏動画0:57~)
ここでは3段目の1,2小節目を確認します。1小節目の最後にクラッシュ+スネアでアクセントです。次の2小節目1拍目のベースドラムを抜かさないように気をつけましょう。その後、1拍目裏のスネアからFill-inに繋がります。2拍目の手順はRLRで演奏してください。右手をスネア、左手をタムに持っていく形を作ることが大切です。(画像7)
A2(デモ演奏動画1:33~),B2(デモ演奏動画1:47~)
次はA2,B2です。A2の3,4小節目では小節を跨ぐようにベースドラムが入ります。ここで右手がつられないように気をつけてください。手足交互打ちの練習をするといいですよ。(画像8)
B2は1小節目の手足の組み合わせをしっかり確認しましょう。ここは右手4分音符、2拍目裏に左手が入ります。まずは手だけで練習して、そこにベースドラムを入れるといいです。特に3拍目裏のベースドラムに注意してください。(画像9)
B2最後の2小節は両手(クラッシュ+スネア)から右足2打(ベースドラム)の流れになります。このフレーズはよく使われるので覚えてしまうといいです。(画像10)
Guitar(デモ演奏動画2:07~),C(デモ演奏動画2:20~),サビ2(デモ演奏動画2:34~)
Guitar、C、サビ2をまとめて確認します。
Guitarでは2段目の2小節目で3,4拍目裏拍にクラッシュ+スネアが入ってきます。足から両手という動きで裏拍に入れるようにしましょう。難しければリズムパターンのまま進んでしまっても大丈夫です。(画像11)
Cのリズムパターンはここまでのものと少し違います。ライドシンバルで右手8分、左手スネアが2,4拍目、ベースドラムが1拍目に2打と3拍目裏です。右手と右足が重なるタイミングをしっかり確認しましょう。(画像12)
サビ3(デモ演奏動画2:47~),Ending(デモ演奏動画3:30~)
お疲れ様でした。最後にサビ3とEndingです。
サビ3の4段目最初の2小節は両手から入ります。B2で解説したフレーズの4拍目をタムに変える形です。最初に足を踏んでしまうとその後が続かなくなるので、両手→右足でスタートすることを意識しましょう。(画像13)
Ending前の小節ですが、4拍目の頭は8分休符が入ります。ここを急いで打ちにいかないように気をつけてください。最後のスネア2打から次のクラッシュへ繋げるイメージで打つといいです。(画像14)
まとめ&楽譜ダウンロードはこちら
雪月風花の簡単ドラムをデモ演奏動画と楽譜を使って解説しました。Fill-inの難易度が高い曲なので、難しい場合は音数を減らすなどしてアレンジして取り組んでみましょう。
下のリンクから雪月風花の楽譜がダウンロードできます。練習に役立ててください。
https://tomo-drum.com/drumscore/setsugetsuhuuka.pdf
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動画内で使用している機材はこちら
動画内で使用しているオススメの機材について紹介します。各商品の画像をクリックすると国内最大級の楽器オンラインショップ『サウンドハウス』さんの商品ページに飛びます。多くのミュージシャンが利用するショップですので、安心してお買い求め下さい。対応、発送なども非常に丁寧で速いですよ。
電子ドラム:ATV aDrums Expanded Set
値段は高いですが、音がとても良いです。ATVストアというお店で、楽器の音を太鼓/シンバル別にダウンロード(購入)出来るのが大きな特徴。各太鼓を全て別のメーカーの音にするといった生ドラムでは難しい贅沢も出来ちゃいます。メトロノームなどの練習機能はついていないので、注意が必要です。
ペダル:dw9002PC
このdw9000シリーズの動きの滑らかさはとにかく素晴らしいです。このペダルを踏んだら他のペダルが踏めなくなるといっても大袈裟ではないくらい。値段は高いですが思い切って購入して長く大切に使える、そんな素晴らしい1台です。
ハイハットスタンド:DW5500d
dwと言う事でハイハットスタンドも動きが滑らか。フットボードが意外に短い(足が大きい人は大変かも)点と、重量がある点(持ち運びが大変)は注意が必要です。
スティック:NOVA 7AN
NOVAとはVic Firthの厳しい検品を通り抜けられなかった基準外製品のブランドです。しかし使っていても全く不満がない上に、とにかく安い。本製品の半額くらいで買えます。種類は限定されてしまいますが、安くて質のいいスティックを探している人におすすめです。
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