皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。今日の記事は簡単ドラム。SHISHAMO『僕に彼女ができたんだ』にチャレンジしてみましょう。
『僕に彼女ができたんだを演奏したいけど、原曲のままだと難しい…。』そんな悩みを解決する為に、この記事では初心者の方も演奏しやすいアレンジをした簡単ドラムバージョンを紹介します。今までにレッスンや動画のためにたくさんのドラムを初心者の人でも演奏しやすいようにアレンジしてきましたのでお任せください!
難しい曲でも1つずつ取り組めば大丈夫。それではさっそく紹介します。
『僕に彼女ができたんだ』ってどんな曲?
『僕に彼女ができたんだ』は2013年にリリースされたSHISHAMOの1stアルバム『SHISHAMO』に収録されている曲です。アルバムの中でも1曲目に収録されている、バンドの代表曲でもあります。
こちらのサイトで歌詞を見ることができます。
文化祭で演奏すると盛り上がりそうですね!それでは一緒に頑張りましょう!
『僕に彼女ができたんだ』簡単ドラムデモ演奏動画
それでは各セクションごとに解説します。見出しにデモ演奏動画の時間を書いておきますので、動画を見る際の参考にして下さい。
各セクションごとの解説
Intro(デモ演奏動画0:00~),A1(デモ演奏動画0:15~)

まずはIntroです。4小節目のベースドラムからスネアのFlamに入るタイミングに気をつけましょう。3拍目裏にベースドラムが入って4拍目にFlamです。出だしでズッコケル訳には行かないので、要注意!(画像1)

リズムパターンのベースドラムのリズムも確認しましょう。最初は8分音符で2打、そして3拍目裏に1打入ります。いずれの音も右手のハイハットと重なるので、どのタイミングで重なるかを確認して練習するといいですよ。(画像2)

A1のリズムパターンはIntroのパターンとスネア、ベースドラムのリズムが一緒です。右手ハイハットは無しで、その代わり両手で力強くFlamを打ちましょう。両手共に大きく打ってパワーを出すといいですよ。
A1最後の小節に入ってくるクラッシュシンバル2打は打った後に止めます。その場合の楽譜上にはアクセント(>)とスタッカート(.)が合わせて書かれることが多いです。楽譜の書き方、読み方として覚えておいてください。(画像3)

B1(デモ演奏動画0:29~),サビ1(デモ演奏動画0:44~)

次はB1とサビ1です。B1のリズムパターンは色々な曲で使われるお馴染みのやつですね。両足を同時に踏んで演奏するとこのようなハイハットの開き方になります。左足の動きを単独で考えずに、他の手足と組み合わせて考えるようにしましょう。(画像4)

このリズムパターンについてはこちらの動画でも解説しているので参考にしてください。
B1の最後のFill-inも気をつけましょう。ここは3連符が入ってきます。1,2拍目に3連符を入れて3拍目でしっかり着地します。音の数が曖昧にならないように注意が必要です。(画像5)

サビ1は特に難しいところはありません。リズムパターンはイントロと同じものをハイハットオープンで演奏します。
A2(デモ演奏動画1:05~),B2(デモ演奏動画1:19~)


A2はとてもシンプルです。右手ハイハットを8分音符、右足ベースドラムを4分音符でキープします。左手スネアドラムが入らないので気をつけましょう。普段入れているからどうしても入れてしまいたくなってしまいますよね。
B2はB1とほとんど同じです。最後の2小節が少し違いますが、B1より簡単なのでB1ができれば大丈夫です。
間奏(デモ演奏動画1:34~),C(デモ演奏動画2:02~)

間奏ではフロアタムを使ったパターンが入ってきます。楽譜に書かれると難しく感じますが、右手がフロアタムで8分音符になるだけで右足は4分音符、左手2,4拍目スネアとシンプルな組み合わせです。フロアタムの深い太鼓を目一杯鳴らすイメージで演奏してください。(画像6)

Cは最初のパターンでしっかり休符を意識することが大切です。2,3拍目の頭をしっかり感じ取って、その裏にタムを入れていきます。(画像7)

9小節目では両手と右足の交互打ちが出てきます。この組み合わせを練習することも大事ですが、入りのところで右足を動かさないことも大事です。両手を動かした時に無意識に右足がくっついてしまわないように注意しましょう。(画像8)

サビ2(デモ演奏動画2:20~),サビ3(デモ演奏動画2:34~)

サビ2ではA2と同じリズムパターンが出てきます。2,4拍目で左手スネアを打ってしまわないように気をつけてください。ただ最後の1小節で2拍目にスネアが入ってきます。ここは打ち忘れないようにしてくださいね。(画像9)

サビ3では5小節目からrit.(ritardando=だんだん遅く)がついており、テンポが落ちます。これに関しては正確にテンポを落とすのは難しいので、だいたいの感覚で大丈夫です。バンドでやる時はみんなで息を合わせながらテンポを落としましょう。Endingの入りからテンポが戻ります。(画像10)

Ending(デモ演奏動画2:53~)

さてもう一息、Endingです。まずは「a tempo」という表記ですが、「元の速さで」という意味です。サビ3の最後で落ちたテンポがここから元に戻ります。戻った後の4小節目から入り、5小節目の頭のシンバルは打った後に手で止めて音をミュートします。(画像11)

曲の一番最後も同じです。シンバルを手で止めてビシッと曲を締めてゴールです!
まとめ&楽譜ダウンロードはこちら
本日の記事はいかがでしたでしょうか?途中でテンポを落として、そのあとで元に戻す。バンドっぽくていいですよね。ぜひ1人での演奏だけでなく、バンドでもチャレンジしてみてください。
楽譜のダウンロードはこちら
https://tomo-drum.com/drumscore/bokunikanojyogadekitannda.pdf
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動画内で使用している機材はこちら
動画内で使用しているオススメの機材について紹介します。各商品の画像をクリックすると国内最大級の楽器オンラインショップ『サウンドハウス』さんの商品ページに飛びます。多くのミュージシャンが利用するショップですので、安心してお買い求め下さい。対応、発送なども非常に丁寧で速いですよ。
電子ドラム:ATV aDrums Expanded Set
値段は高いですが、音がとても良いです。ATVストアというお店で、楽器の音を太鼓/シンバル別にダウンロード(購入)出来るのが大きな特徴。各太鼓を全て別のメーカーの音にするといった生ドラムでは難しい贅沢も出来ちゃいます。メトロノームなどの練習機能はついていないので、注意が必要です。
ペダル:dw9002PC
このdw9000シリーズの動きの滑らかさはとにかく素晴らしいです。このペダルを踏んだら他のペダルが踏めなくなるといっても大袈裟ではないくらい。値段は高いですが思い切って購入して長く大切に使える、そんな素晴らしい1台です。
ハイハットスタンド:DW5500d
dwと言う事でハイハットスタンドも動きが滑らか。フットボードが意外に短い(足が大きい人は大変かも)点と、重量がある点(持ち運びが大変)は注意が必要です。
スティック:Vic Firth 5AN
程よい太さ、程よい重さで扱いやすく、チップがナイロンなので欠けないと言うメリットも。持った感覚、振った感覚は人それぞれですがスティック選びに迷われている方は一度手にとってみて下さい。オススメです。
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