皆さんこんにちは。ドラム講師の片平智久(カタヒラトモヒサ)です。ドラムを練習していて「16分音符をメトロノームに合わせて正確に打てない…」と悩んだことはないでしょうか。
今日はその16分音符をエッグシェイカーで練習してみようという内容です。スティックを持つ前にパーカッションを使って体内のリズムをしっかり作り上げることが目的になります。エッグシェイカーは小さくてもしっかり音が出る楽しい楽器です。楽しみながら16分音符を克服していきましょう!
まずは動画で確認しよう
今回の内容について動画にまとめてあります。まずはこちらの動画をチェック!
それでは「エッグシェイカーってどんな楽器なの?」というところから見ていきましょう。
エッグシェイカーってどんな楽器?

エッグシェイカーは名前の通り「卵の形をしたシェイカー」です。一般的にシェイカーというと筒状のものが多いですが、卵型であることで小さく手軽に使えます。ただ小さく手軽と言ってもしっかりと音が出る立派な楽器です。
このエッグシェイカーを使って16分音符の練習をしてみましょう。
まずは16分音符のリズムで振ってみよう
まずはエッグシェイカーの持ち方からです。エッグシェイカーを横にして指先の方で軽く持ちます。(画像1)

このように持てたら16分音符のリズムで振ってみましょう。手のひらが自分側を向くようにして、画像の赤矢印は手の甲側へ、青矢印は手のひら側へ振ります。(画像2)

動画で振り方を確認してみましょう。
シェイカーの振り方が分かったら、色々なテンポでやってみましょう。ゆっくりから速いテンポまで、ここでは♩=70,90,110の3種類のテンポでやってみます。
16分音符のリズムでエッグシェイカーを振ることが出来たら、次は音にもこだわってみましょう。
「オープン」と「クローズ」の音を使い分けよう
ここでは「オープン」と「クローズ」の音を使い分けられるようにします。
「オープン」はエッグシェイカーを軽く持ち、出来るだけ楽器の鳴りを止めないようにして鳴らします。高めで明るい印象の音です。
対して「クローズ」はエッグシェイカーを少し握り込むようにして、楽器の鳴りを意図的に止めます。ドラムでいうミュートをかける感じに近いでしょうか。余韻がなくなるので低めでまとまった印象の音です。
それではこの「オープン」と「クローズ」を使い分けながら先ほどの16分音符をやってみましょう。
「オープン」と「クローズ」で16分音符を鳴らそう
各拍の16分音符1つ目をオープンで、3つ目をクローズで鳴らしてみましょう。2つ目と4つ目はその動きの中で自然に鳴らせればOK。1つ目で奥に振るときに指を開き、3つ目で手前に振るときに閉じます。あとは腕を前後だけでなく、多少上下にも動かすとやりやすいです。16分音符1つ目(赤矢印)で腕を斜め上に、3つ目(青矢印)で斜め下に振るイメージです。(画像3)

動画でも確認してみましょう。
これが出来るようになったらメトロノームだけでなく、色々な音楽に合わせてやってみてください。サンバなんかは特に演奏していて気持ちいいですよ!こちらの音楽に合わせてやってみましょう!
Tropical Stroke (DOVA-SYNDROMEでダウンロード可能です)
マツケンサンバIIもシェイカーを振ると最高に楽しいです!
マツケンサンバII
スティックを持って練習台で16分音符を打ってみよう
ここまで出来たらスティックを持って練習台を打ってみましょう。スティックはガッチリではなく、シェイカーを持つくらいのイメージで軽く持つといいです。スティックを振るときもシェイカーを振るイメージで振ってみましょう。
動画内で使用している練習パッドはこちら。跳ね返りが大きく、打感もいいので使いやすくておすすめです!!
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練習パッドをスタンドにつけて練習したい場合はこちらも合わせてどうぞ。
どうでしょうか?皆さんの演奏に変化は感じられましたか?シェイカーを振る前とは違う感覚を得られたのではないでしょうか。リズムに関してもそうですし、出音も変わっているはずです。シェイカーの時と同じように色々なテンポで練習してみましょう。
まとめ&シェイカー購入リンクはこちら
スティックを持つ前にエッグシェイカーを使って16分音符を克服することに取り組みました。エッグシェイカー以外にもカホンでもいいですし、ボンゴなどの素手で打つパーカッションでもいいです。ただその中でもエッグシェイカーは非常に手軽で使いやすいので、ぜひ16分音符が苦手という人は試してみてください。
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