皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。ドラムという楽器の中でも難しいコントロールが要求される「ベースドラムペダル」。ドラムを始めたばかりの人だと、「ペダルってどの辺りを踏めばいいの?前の方?後ろの方?」という疑問を抱く人も少なくないはず。
この記事では「ペダルのここを踏めば大丈夫!」という内容に焦点を当てて紹介します。この記事を読んで踏む場所に気をつけるだけで、ベースドラムから出る音やコントロールのしやすさが変わるはずです。
「ベースドラムのペダルのどこを踏めばいいの?」と悩んでいる人は最後まで読んでくださいね。
ベースドラムのペダルの作り

ドラムペダルは各メーカーから色々な機種が出ていますが、基本的な構造はどれも同じです。ペダルを踏むことでチェーンが引っ張られ、それによりカムという部分が動きます。そのカムに連動する形でビーターが動き、足を離せば脇についているスプリングでフットボードが戻るという仕組みです。

機種によってはチェーンの部分が革製のベルトだったり、金属製の棒だったりするものもあります。また、カムの形状やフットボードの形状も機種により様々です。

スピードに特化したペダルなんかもあるね。
実際に踏むとこのような動きになります。一番大きいベースドラムを鳴らすためには、しっかりとペダルを踏む必要がありそうですよね。
では、ベースドラムのペダルのどの辺りを踏むのが良いのでしょうか?次はこの点について紹介します。
ベースドラムペダルはどこを踏めばいい?

フットボードの先端から、だいたい3分の1くらいのところを踏みましょう。
フットボードの形を見ると、どうしても一番前に爪先を持っていきたくなるのですが…。実は一番前に爪先を置いてペダルを踏むと、踏んだ時の力や脚の重さが上手くペダルに伝わりません。

フットボードの形に合わせて、足を置きたくなってしまいますよね。
効率よくペダルに力を伝えるためにはフットボードの先端からだいたい3分の1くらいのところが一番いいのです。ただ機種によっては若干の差があるので、まずは大まかに3分の1くらいのところに足を置いて、その後で微調整しながら探してみましょう。
下の動画を見てもらうと、フットボードに対して爪先が一番前まで行っていないのが分かるはずです。
ではペダルの前の方を踏んだ場合、後ろの方を踏んだ場合ではどのように違いがあるのでしょうか?
ペダルの踏む場所を変えた場合の違い

先ほど、ベースドラムのペダルの踏む位置でおすすめは前から3分の1程度のところと紹介しました。では
- 3分の1よりも前
- 3分の1よりも後ろ
を踏むとどのように違うのでしょうか?それぞれ紹介します。
ペダルの前の方を踏んだ場合

ペダルの前の方を踏むと、脚の重さや踏んだ時の力が上手く伝わらないので、しっかり太鼓を鳴らすことができません。そのため、ペダルの前の方を踏むのは基本的におすすめしないです。
またペダルの前の方は、構造上、踏みしろが大きくなります。その分だけ足を大きく動かす必要が出てくるのでスピードも稼ぎにくいです。
それでは前の方を踏んだ場合にどのような音になるか、動画で確認してみましょう。
やはり動画で音を聞いても、前の方を踏んだ場合はパワーに欠ける感じがしますよね。
ペダルの後ろの方を踏んだ場合

スピードを求めるプレイヤーで、ペダルの後ろの方を踏む人が結構います。
最近ではエクストリームドラミングと呼ばれたりもしますが(もはやスポーツの域)、メタル系のドラマーで高速の連打をする人はペダルのかなり後ろの方を踏んだりします。
個人的にはLamb of GodのChris Adlerがその代表です。ペダルのかなり後ろの方を踏んでいるので(ペダルの特性もありますが)下の動画で見てみてください。
それでは後ろの方を踏んだ場合にどのような音になるか、動画で確認してみましょう。
多少パワーは落ちるものの、前の方を踏んだ場合よりもしっかり音が出ています。踏みしろが小さい分、スピードを求める人におすすめの踏み方です。
まとめ
ドラムペダルは基本的に前から3分の1程度のところを踏むようにしましょう。だいたいどんなペダルもその辺りが一番効率よく力を伝えることができます。
ただ、必ずそうしなければいけないというわけではありません。ペダルの前の方を踏むことによって得られる音が必要であれば前の方を踏むのもOK。スピードを求めてペダルの後ろの方を踏むのもOK。
まずは3分の1の部分をしっかり踏めるようにして、その後で演奏スタイルに応じて踏む場所をコントロールできるようにしましょう。
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