皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。ドラムを演奏する時にどうしても問題になるのが手足が釣られる事。特にハイハットは左足でコントロールしなければならないので、尚更です。
右手左手右足でリズムパターンを演奏している時に左足でハイハットをコントロールするなんて…
と思っている方も多いでしょう。今日はそんな悩みを解決する為に”ハイハットオープン時の手足の動かし方”について記事を書きました。左足を上手く動かせなくて悩んでいる方はこの記事を参考に練習してみて下さい。
ドラムは手足がバラバラ!?いいえ、決してそうでは無いんです。
『ドラムって手足がバラバラに動いて凄いよね』と思った事ないですか?まずはここの考え方を変えていきましょう。実はバラバラに見えている動きでも両手両足の動かし方を関連付けながら動かしているのです。ここに2つの英語があります。
・Independence(インディペンデンス)…手足の独立
・Coordination(コーディネイション)…手足の協調
Independenceは両手両足それぞれを独立したものと考えるのに対し、Coordinationは両手両足4つのまとまりと考えます。ドラムを演奏する上ではこのCoordinationの考え方を身につける事が大切です。”決してバラバラに動かしている訳では無い”という事を踏まえて次の内容を見ていきましょう。
Coordination=手足の協調という考え方
良く使われるドッツータッツーのパターン
最近の曲で本当に良く使われるこのパターン。
こちらの曲のサビ部分(動画内1:00~)で使われていますね。
このパターンを例にとって考えてみましょう。
左足はどこと一緒に動いているのかを考える
改めて楽譜を見ていきましょう。
『◯』印がついているハイハットを開く必要がある訳ですが、左足はどのタイミングで動かせば良いでしょうか?気を付けたいのが先にも書いたようにCoordination=手足の協調で考える事。左足単独で動きを練習しようとしない方が良いです。
他の手足との動きの関連を見てみよう。
楽譜上にはハイハットを開くタイミングが『◯』印で書いてありますが、閉じるタイミングを考えてみましょう。ドッツータッツーのパターンを演奏する為にはハイハットを閉じて音を切る必要があります。そしてその閉じるタイミングは開いた後の8分音符、つまりここです。
赤い四角で囲まれている部分でハイハットを閉じる、つまりはここで左足を踏むことになるので…
右足と左足を同時に踏めば良いって事か!!
この考え方がとても大切になります。ドッツータッツーのパターンでは両足を同時に踏む事で楽譜上の『◯』印の部分が自然にオープンになるんですね。そう考えるとこのパターンがだいぶ簡単に思えて来ませんか?この考え方がCoordination=手足の協調になります。
このパターンについてはこちらの動画で解説をしています。
他のパターンについても考える
ドツタドツツタツーの場合
ではこのパターンはどうでしょうか?
先ほどのパターンと違って一番最後のハイハットを開きます。でも考え方は一緒でどこで閉じるかを見てみましょう。この場合は次の小節の頭でハイハットを閉じるので、1拍目の右足と同時に左足を踏めば良いんですね。
赤印の所で両足同時に踏めば、自ずとその前の音(○印の部分)で左足を上げる事になるのでハイハットがオープンになります。
ドツタドツツータツの場合
今度はこちらのパターン。
このパターンの場合は6個目のハイハットを開く=7個目のハイハットで左足を閉じるという事になります。
今回は赤印の所に右足ベースドラムがありませんね。ですが右手ハイハットと左手スネアは打つので、『右手、左手、左足』を同時に打てば良いのです。必ずしも両足が同時になる訳では無い事に気をつけましょう。
こちら2つのパターンについてはこちらの動画で解説しています。
左足を単独で考えない。これが大切。
さて今日の記事は如何でしたでしょうか?ハイハットオープンを演奏する上でCoordination=手足の協調という考え方はとても大切になります。決して左足単独で動きを考えずに、右手右足左手とどの様に連動しているのかを常に確認する様にしましょう。そうすればハイハットオープンも怖くないですよ。
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