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これを読めばParadiddleが分かる!!練習方法~セットでの応用も解説

ドラムレッスン
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皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。Rudiments(ルーディメンツ)の中でも知名度が高いParadiddle(パラディドル)。ドラムを始めたばかりの人にとっては、名前を聞いた事はあっても『Paradiddleって何?』と思っている人も多いのでは無いでしょうか?

今日の記事では皆さんの疑問『Paradiddleって何?』の解決から練習方法、ドラムセットでの応用まで解説します。

この記事を読むと分かる事
  • Paradiddleって何?
  • Paradiddleの打ち方、練習方法
  • ドラムセットでの応用

Paradiddleを身につけてドラムセットの演奏の幅を広げましょう。それではスタート!!

Paradiddleって何?

Paradiddleは40種類あるRudimentsの中の一つ。『Para』の部分と『diddle』の部分で作られています。Paraはシングルストローク(右左各1打)、diddleはダブルストローク(右左各2打)です。RLRR LRLLの手順でそれぞれの1打目にアクセントをつけて演奏します(楽譜1)。

楽譜1

Paradiddle最大の特徴は4打毎に左右の手が入れ替わる事。シングルストロークで演奏すると毎回同じ手順になりますが、Paradiddleでは手順を入れ替える事が出来ます。これがドラムセットの演奏で大きな役割を果たします(これについては後程の章で解説)。

Paradiddleを身につける時に『Para=シングル』、『diddle=ダブル』という事も一緒に覚えてしまいましょう。

Paradiddleの打ち方、練習方法

Paradiddleが何かを理解出来たら、打ち方を見ていきます。ただ単に「RLRR LRLL」の手順で打つだけでなく、どのタイミングで手を上げ下げするかを理解しながら練習するとスピードアップに繋がりますよ。これに関しては動画と一緒に確認します。

Paradiddleのコツ

まずは構えから。右手を高く、左手を低く構えましょう。構えが出来たら1打目から確認します。

  1. 右手で打面を打ち、低い位置でキープします。
  2. 左手で打面を触ったら直ぐに持ち上げます。この時点で最初と構えが逆(左手が高く、右手が低く)になっているはずです。
  3. 右手で2打、打面を触る感じで鳴らします。
  4. 1~3の流れを左手スタートで行います。

この流れをまずはゆっくり取り組む事が大切です。とにかくゆっくり丁寧に行う事で、スティックがどの位置にいるのか(高いor低い)をしっかり身体に覚え込ませましょう。これが出来る様になったらメトロノームに合わせて♩=60くらいから取り組んでみて下さい。

もし家で練習する為の練習台、メトロノームを持っていない方にはこちらをオススメします。

ドラムセットでの応用

4打毎に右左が入れ替わると言う利点を生かして、ドラムセットでアレンジしてみましょう。

例えばリズムパターンとしてアレンジする場合。『Paradiddle Groove』とも呼ばれたりします。「RLRR LRLL」の青色でマークされた左手、ここをスネアのバックビートにする事でリズムパターンが出来上がります。下の動画でチェックしてみて下さい。

Paradiddle Groove #2

上の動画のリズムパターンを楽譜にするとこの様な形です。

楽譜1

右手をハイハット、左手をスネアに置いた状態でParadiddleを演奏すると2,4拍目に左手スネアが来るので、それをバックビートとして使っています。アクセント、ノンアクセントの差をしっかりつけて演奏するとメリハリが出てGood。

そしてこのParadiddle Grooveに関しては、David Garibaldiというドラマーの演奏を見る事をオススメします。ベースとガッチリ噛み合った、素晴らしいGrooveです。下の動画のカウベルを使ったパターンにParadiddleの手順を応用しています。

David Garibaldi
楽譜2

右手カウベル、左手スネアで演奏しています。最初のRLRRまではParadiddleと同じ手順ですが、その後がLRRLになっています。実はこのLRRLもParadiddleの仲間の一つなのです(RLLR LRRLで演奏される)。それにしても演奏が正確すぎて驚くばかりです。

リズムパターンだけでなく、セット上でアレンジをしてFill-inにするのも良いですね。動画で見てみましょう。

Paradiddleを使ったFill-in

上の動画で演奏しているのはこの様な譜例です。

楽譜3

ポイントは4拍目。ここを右左交互で行くとフロアタムを左手で打たなくてはなりません。勿論それでも良いのですが、Paradiddleの手順を使うことでより演奏しやすくなりますね。

この様にParadiddleはリズムパターンやFill-inに応用する事が出来ます。ドラムセットに座って色々アイディアを練ってみましょう。

まとめ

さて、今日の記事は如何でしたでしょうか?Rudimentsの中でも使われる事の多いParadiddle。その成り立ちから練習方法やドラムセットでのアレンジまで纏めてみました。まずは練習台で丁寧に動きを確認する事。そして身体が動きを覚えたらドラムセット上で色々アレンジしてみましょう。誰も思いつかなそうな、皆さんオリジナルのリズムパターンやFill-inを作ってみて下さいね。

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