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ペダルを踏んでいる時に足が前に行かない様にする為には?

ドラムレッスン
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皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。ドラムで一番低い音を出すベースドラムはペダルを踏む事で音が出ます。ところでペダルを踏んでいてこんな経験はありませんか?

『あれ?足が前に行っちゃうな…。』

勝手に前に行く足

真ん中辺りを踏んでいたつもりが、気が付いたらつま先がペダルの一番前に…。その位置で踏むと上手く足の重さが伝わらずに、しっかりベースドラムを鳴らす事が出来ません。せっかく良い感じで演奏をしていてもベースドラムが上手く鳴っていなかったら勿体無いですよね。

“ペダルを踏んでいると足が前に行ってしまう”という問題を解決して、常に良い音でベースドラムを鳴らせる様にしてみましょう!!

なぜ足が前に行ってしまうのか?

画像でドラムペダルの作りを見てみましょう。特にフットボードの角度に注目。

DW9000ドラムペダル

斜めになっていますよね。斜めになっているボードを見ると、下の画像の様にどうしても斜めに踏みに行きたくなってしまいませんか?

斜めに踏みたくなる

斜めになっているペダルに対して車のアクセルやブレーキの様に踏んでしまいがちで、更に踏み込んだ力が加わることで徐々に足が前に滑っていってしまいます。その問題を解決してくれるのが今からお伝えする2つのポイント。早速、それらを1つずつ確認していきましょう。

『どの様にペダルを踏めば良いのか』2つのポイント

ポイント1:足の下ろし方

まず1つ目のポイントである足の下ろし方ですが

真っ直ぐ上げて真っ直ぐ下ろす

真っ直ぐペダルを踏む

事が大切になります。ペダルに足を置いた位置からそのまま真っ直ぐ持ち上げ、真っ直ぐ下ろします。そうすれば足の位置は変わる事がありません。先に書いた様に斜めに踏みに行かない様に気をつけましょう。

その動きを身体で感じる為に、まずはペダル無しで練習してみるのも良いです。椅子に座って足を持ち上げ、そのまま真っ直ぐ下ろしてみて下さい。持ち上げる前と同じ所に落とせていますか?床に向かって足をストンと落とすつもりで動かしましょう。
※あまりドンドンやりすぎて、周りに迷惑が掛からない様に気をつけて下さいね。

ポイント2:踏み込んだ時に力を入れすぎない

次に2つ目のポイント。演奏時、ベースドラムで大きな音を出そうと思うとどうしても『グッ』とペダルを踏み込みたくなるものです。これも足が前に行ってしまう原因の一つになります。ペダルを踏み込んだ時に滑るような感じで少しずつ前へ動いてしまうんですね。

データによると人間の片脚は体重の15%、体重60kgの人だと約9kg。
※『わくわく直観堂(https://waku2chokkan.com/websem18-counterweight)』様のデータより。

10kgのお米をイメージしてみましょう。買い物の時に持ち運ぶのも結構大変です。9kgの足を落とすという事は、そのお米を落とすのと同じ位の重さがある訳です。そう考えると足をストンと落とすだけでそれなりの力がペダルに加わりそうですね。

10kgのお米を落とすと考えると…

ですので基本は真っ直ぐに持ち上げて、真っ直ぐ下にストンと落とすだけ。3枚の写真で動きを見てみます。

ここからスタート
真っ直ぐ持ち上げて
真っ直ぐ下ろす

クローズ奏法にしたいという人は少し踵を上げて、つま先からペダルに落とす様にしてみて下さい。打ち終わった後に踵を浮かせておく事がポイントです。

力一杯踏み込むと、足も疲れるしペダルの踏む位置もバラバラになるしで大変。自分の足の重さ、重力を上手く利用してペダルに力を伝える様にしましょう。

動画で動きを確認しよう

『真っ直ぐ足を持ち上げて、真っ直ぐ下ろす』を実演した動画がありますので、実際の動きを確認してみましょう。

動画で確認
  • 動画内0:16~ペダルを斜めに踏んだ場合の動き
  • 動画内0:30~真っ直ぐ足を上げ下ろしした動き

を見る事が出来ます。真っ直ぐ足を上げ下ろしした方が、無駄なく効率良くペダルを踏めている感じがしませんか?斜めに踏むと何だかバタバタしている様な…。動きの見た目も滑らかだと出る音も良い音になりそうですよね。

それでは早速ペダルを使って練習してみましょう。まずはゆっくりから始めて少しずつ速くしていきます。足の上げ方を確認しながらストンと落とす。足の上げ下げのスピードが速くなれば、鳴る音も自然に鋭くなるので「大きい音を出そう」と力まない様に気をつけて下さい。

最後に:力を入れずに自然な動きを利用して良い音を鳴らそう

さて、今日の記事は如何でしたでしょうか?ペダルを踏む時に足が前に行ってしまう場合は、踏む時に力みすぎている可能性も。つまり同じ位置で踏める=力みが取れるという事にもつながるので、記事に書いた様に自然な動きを利用して良い音でベースドラムを鳴らせる様にしましょう。

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