皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。昨年の紅白歌合戦でこちらの曲が話題になりました。
10月に亡くなったX JAPANのベーシストHEATHさんを偲んで、沢山の仲間と共に演奏された『Rusty Nail』。実際の演奏の様子はYouTube『NHK MUSIC』チャンネルにアップされていますのでご覧下さい(※何故か動画を貼り付けられなかったのでチャンネルの紹介に代えます)。
この曲(上の動画)の3分30秒から演奏されるドラムソロ、これを聞いて『ドラムをやってみたい!』と、ドラムを始めるキッカケになった方もいるのではないでしょうか?今日の記事ではこの10小節ドラムソロを演奏するためのポイントを動画と共に解説します。
このソロを演奏してみたかった人も、チャレンジしたけど上手くいかなかった人もこの記事を参考に取り組んでみてください。それではいってみましょう。
まずは動画で確認しよう
パッと見ると難しそうですが、以下の内容を抑えると演奏しやすくなります。
- 事前準備-リズムと手順
- タムとスネアを使った3つ割フレーズ
- 手2打足2打のフレーズを演奏する時のポイント
- 腕を大きく動かしてみよう
それでは1つずつ確認していきましょう。
1,事前準備-リズムと手順を確認しよう
楽譜はこちらです。この楽譜は記事の下部『まとめ&楽譜ダウンロードはこちら』の所にダウンロードリンクがありますので、そちらからどうぞ。
このフレーズを演奏する上で大切になってくるのが先ほども書いた『リズムと手順』。特に確認をしておくべき3つのリズムをピックアップします。
1,タカタカ
最初はタカタカ。これはRLRLで演奏しましょう。スネアだけでなく、タムでも演奏されるので色々な太鼓で出来るようにしましょう。
2,タンタカ
次はタンタカでRRLで演奏します。2打目が左手になりやすいので注意が必要です。これも色々な太鼓で演奏されます。1打目がクラッシュシンバルになる所もあるので、その練習もしましょう。
3,タタータ
このタタータは一番注意が必要。RLLの手順で演奏してください。そうする事で次の拍を右手からスタートする事が出来ます。RLRで演奏してしまいがちなので気をつけましょう。
動画でチェック
上記の内容については準備編として動画にまとめています。動画で更にしっかり確認しましょう。
2,タムとスネアを使った3つ割フレーズ
ここでは3,4小節目で使われる3つ割フレーズについて解説します。下の画像の赤線部分です。
この部分ですが手順は右左交互でスネア→タム→タムを繰り返していきます。3音ずつのフレーズなのでスネアが毎回右手左手入れ替わります。気をつけて取り組みましょう。動画の1:38~で解説していますので参考にしてください。
そしてここに右足ベースドラムが4分音符でつきます。必ず右手と重なりますがスネアと重なる場合、タムと重なる場合があるのでどのタイミングでベースドラムが入るのかをしっかり確認しましょう。
3,手2打足2打のフレーズを演奏する時のポイント
もう1つのポイント、手2打足2打のフレーズ。画像の赤枠部分になります。
この様な手2打足2打フレーズを右利きの人が演奏する場合、手は右→左の順番になる事が殆どなのですがYoshikiは左→右で演奏しています。こちらの動画を見てもらうとその様子がはっきり分かるはずです。
左→右で演奏するのでハイタム→ロータム→ベースドラム→ベースドラムという音の組み合わせも可能ですね。右→左は上手く演奏出来ても、それを逆にするのは非常に難しいです。まずはゆっくり取り組んで音をしっかり揃えて、その上で自然に手足が動くように繰り返して練習してみましょう。
4,腕を大きく動かしてみよう
ここでは”動き”という事に焦点を当ててみます。まずこちらの動画の3:30からをご覧ください。
所々で腕を大きく上げているのが分かります。実はこの動きが重要で、この様に腕を大きく上げる事で手順の間違いもなくなります。特にタタータの1打目右手を打った後に大きく持ち上げる事が多いです。
フレーズをコピーするというだけでなく視覚的な所も真似することで、より本人の演奏に近づく事が出来ます。YouTubeの動画は歯車マークの所で再生速度を変更出来るので、速度をゆっくりにして動きもじっくりチェックしてみましょう。
まとめ&楽譜ダウンロードはこちら
さて、今日の記事はいかがでしたでしょうか?昨年末の紅白歌合戦で話題になったこの曲。曲中の10小節ドラムソロに是非チャレンジしてみてください。X JAPANの『紅』や『Silent Jealousy』を演奏する時にも役立つ内容なので、X JAPANの曲をコピーするための第一歩として取り組むのがオススメです。
楽譜のダウンロードはこちら。
https://tomo-drum.com/drumscore/rustynailsolo.pdf
↓↓↓動画が役に立ったらチャンネル登録を是非↓↓↓
Yoshikiモデルの機材を紹介
動画内で使用しているオススメの機材について紹介します。各商品の画像をクリックすると国内最大級の楽器オンラインショップ『サウンドハウス』さんの商品ページに飛びます。多くのミュージシャンが利用するショップですので、安心してお買い求め下さい。対応、発送なども非常に丁寧で速いですよ。
ドラムスティック:TAMA H-YKB2
TAMA(タマ)のドラムスティック。YOSHIKIモデル。やや細めのグリップ径に、やや短めのスティック長を採用。コントロール性に優れ、スピードを追求するドラマーに最適。
スネアドラム:XY146
TAMA(タマ)のスネアドラム。鋭くアグレッシブなサウンドが特徴。X JAPANのような大音量のバンド・サウンドの中でも埋もれない圧倒的存在感があります。YOSHIKIのクリスタル・ドラムセットに相応しい煌びやかなルックスも魅力的な商品です。
X JAPANのような大音量のバンド・サウンドの中でも埋もれない圧倒的存在感。鋭くアグレッシブなサウンド。そして、何よりYOSHIKIのクリスタル・ドラムセットに相応しい煌びやかなルックス。
それら全てを併せ持ったYOSHIKIシグネチャー・スネアドラムが遂に完成。
コメント