皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。今日の記事は簡単ドラム。King Gnu『Vinyl』の簡単ドラムにチャレンジしましょう。
King Gnuとは(以下、※までWikipedia”https://ja.wikipedia.org/wiki/King_Gnu#“より引用)
2013年、常田大希を中心に「Srv.Vinci」(サーバ・ヴィンチ)という名前でバンド活動を開始。以後、メンバーチェンジを経て、2015年に現在の4人体制となった。2017年、「King Gnu」(キング・ヌー)に改名。 2019年、1月16日に2ndアルバム『Sympa』でソニー・ミュージックレーベルズ内レーベル、Ariola Japanよりメジャーデビュー。
メンバーそれぞれが多方向の音楽から影響を受け、そこから新しい音楽を作り上げたことから、「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」と称されている。バンドロゴには「JAPAN MADE」という言葉が入っている。
音楽面においてはロックのみならずR&Bやジャズ、J-POPなど幅広いジャンルの要素を取り入れながら、歌謡曲然とした親しみやすいメロディーや日本語による歌詞を乗せることを重視しており、「J-POPをやる」ということがKing Gnuの大きなコンセプトの一つとなっている。※
それでは早速チャレンジしましょう!
『Vinyl』ってどんな曲?
2017年10月25日に発売されたアルバム『Tokyo Rendez-Vous』収録曲。パーソルテンプスタッフのブランド広告「HAKEN ROCK!!」に起用されています。曲についてはこちらのサイトで考察されているので、是非ご覧ください。
まずは動画で確認しよう
それでは各セクション毎に確認していきましょう。見出しに上の動画に対応する時間が書いてありますので、動画を見る際に参考にして下さい。
各セクション毎に見ていこう
Intro(0:58~)
Introを見ていきましょう。
まず曲全体に関わる大切な事を確認します。楽譜の左上についているこのマーク(下画像)。これをしっかり理解しないと曲の雰囲気が全然違うものになってしまうので気をつけましょう。
このマークは「16分音符をハネさせる」という意味。”タカタカ”で演奏されるリズムを”タッカタッカ”で演奏します。スキップする様な感覚ですね。ただこの曲ではあまりハネさせすぎず、少し訛った感じで演奏すると良いですよ。詳しくは動画の6:40~で解説していますので参考にして下さい。
それではフレーズを確認していきます。まずは最初のリズムパターン。右手右足がどこで重なるかを注意して演奏しましょう。動画の7:20~で解説しています。そして特徴的なのが3小節目。1拍目を休みにするんですね。HipHopなどではこの様に頭を抜く演奏がよく見られます。しっかり拍を抜きましょう(画像1)。
次は2段目3,4小節目のハイハットについて。ここまで8分音符で演奏していたハイハットを16分音符にします。ギターのリズムを右手で捉えるイメージで演奏すると良いです(画像2)。動画9:25~で解説していますので参考にして下さい。
A1(1:37~),サビ1(2:06~)
次はA1とサビ1をまとめて確認します。
最初は2小節目3拍目まで休みで4拍目から入ります。ここで確認したいのは2段目最後のFill-in。1拍目は休みで2拍目にRLRでスネア→タム。その後のスネアは右手から入り、左手でハイハットを打ちます。左手と右足を揃えなくてはならないので注意しましょう(画像3)。動画10:20~で解説していますので参考にして下さい。
サビはハイハットを開いて演奏しましょう。
A2(2:42~)
次はA2です。
ここでは2段目の最後、32分音符に注目。32分音符とは4分音符1拍の中に8音入る音符です。ここでは土台のベースドラムが8分音符になっているので、ベースドラム1打に対してフロアタムがそれぞれ4打ずつ入ります。足1打に対して4打ずつ入るという点では16分音符と同じ考え方なので(テンポの関係で32分音符で書かれている)、慌てる事なく打ちましょう(画像4)。動画の11:20~で解説しています。確認してみて下さい。
サビ2(3:11~),B(3:35~),Guitar(4:02~)
ここでは3つのセクションを一気に確認していきます。
ここで確認したいのは一番最後の6連符。6打+3打となるのでどちらの手で終わるのかをしっかり確認したいところ。手順は左右交互がオススメです。右で始めたら右で、左で始めたら左で終わる事を意識するとピタッと止まれますよ(画像5)。動画の12:14~で解説しています。
残すところあと少し。頑張りましょう。
サビ3(4:25~),サビ4(4:50~),Ending(5:35~)
ここではサビ3からEndingまで一気に確認していきます。
ここで確認したいのは2点。1段目と最後の段です。
1段目では4小節休みの後に、両手と右足をしっかり揃えて打つ必要があります。同時打ちは簡単そうで意外に難しい(ちょっとしたズレが起こる)ので、甘く見ずにしっかり練習する事が大切です。また、ここの段の最後に「Straight」の表記がありますが、これはここだけリズムをハネさせずに演奏するという意味になります。
Introの見出しの所に書きましたが、この曲は基本的に16分音符が少しハネるニュアンスです。ただ、ここのスネア4打だけはハネずに演奏しましょう(画像6)。動画の13:15~で解説しています。
そして最後の段。曲の終わりでもあるのでビシッと締めたい所ですね。ここでは最後の小節1拍目のスネアに注目します。ここのスネアをしっかり打つ事でその後の2拍目をバンドで揃える事が出来ます。その2拍目の為の合図としてしっかり1拍目のスネアを捉えましょう。ここもどちらの手で止まるのかを意識すると良いです(画像7)。動画12:14~で解説しています。
これで完奏です。お疲れ様でした。
まとめ&楽譜ダウンロードはこちら
さて今日の記事は如何でしたでしょうか?勢喜遊さんの演奏はとても魅力的でチャレンジしたくなりますよね。是非この記事を参考にKing Gnu『Vinyl』の簡単ドラムにチャレンジしてみて下さい。
楽譜のダウンロードはこちらから
https://tomo-drum.com/drumscore/vinyl.pdf
↓↓↓デモ演奏が良いなと思ったらチャンネル登録を是非↓↓↓
動画内で使用している機材の紹介
動画内で使用しているオススメの機材について紹介します。各商品の画像をクリックすると国内最大級の楽器オンラインショップ『サウンドハウス』さんの商品ページに飛びます。多くのミュージシャンが利用するショップですので、安心してお買い求め下さい。対応、発送なども非常に丁寧で速いですよ。
電子ドラム:YAMAHA DTXシリーズ
私が動画内で使用しているものからモジュールなどが変わっている為、性能が近い商品を紹介します。YAMAHA電子ドラムの良い所はパッドの跳ね返り具合とハイハットの感度。私は普段ATVの電子ドラムを使用していますがパッド部分がメッシュでスティックが滑る感じがあり、正直に言うとYAMAHAのパッドの方が好みのタッチです。ハイハットの感度もATVよりもYAMAHAの方が実際のハイハットに近い感じがします。(あくまで個人の感想です)
値段と作りを考えた場合に一番パフォーマンスが良いのがYAMAHAかなと思うので初心者の方におすすめしたいメーカーです。
ペダル:dw9002PC
このdw9000シリーズの動きの滑らかさはとにかく素晴らしいです。このペダルを踏んだら他のペダルが踏めなくなるといっても大袈裟ではないくらい。値段は高いですが思い切って購入して長く大切に使える、そんな素晴らしい1台。(しかし最近は円安の影響をモロに受けつつ、年々価格が上がっていると言う…)
コメント