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『音量バランス』だけでグッと演奏が良くなる!!気をつけるべき点について解説。

ドラムレッスン
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皆さんこんにちは、ドラム講師の片平です。

ドラム初心者と経験者の演奏を聞いた時に違うのはどの様な点でしょう?

・リズムの正確さ
・リズムパターンやフィルインのバリエーション
・音楽に即した演奏

など色々と思い浮かぶ事があると思います。しかし上の3つ、これらを身につけようと思うとそれなりに練習や経験を積む必要があり時間がかかる…。

そんなドラム初心者の方に朗報!!”音量バランス”を意識して貰うだけでグッと演奏が良くなります。この記事を読んで、早速試してみて下さいね!!

“音量バランス”とは?

ドラムを演奏する上で特徴的なのが『手足全てを使って音を出す』という点。同時に4つの楽器を鳴らす場合もある訳です。その際に各楽器の音量について意識をしていますか?何となくで楽器を鳴らしていませんか?この音量を意識してコントロールする事が大切になります。ではどの様なバランスで楽器を鳴らすと良いのでしょうか?

初心者の演奏で起こりがちな事

ここでは良く使われるリズムパターン(俗に言う8beat)についてみていきます。

課題となるリズムパターン

このパターンの場合はハイハット(右手)、スネア(左手)、ベースドラム(右足)の3つの音を出します。さて、皆さんが演奏する時のこれらの音量バランスはどの様になっていますか?ハイハット、スネア、ベースドラムのどれが一番大きいでしょうか?

初心者の演奏で起こりがちなのが”ハイハットが大きくなってしまう“という事。右利きの人の場合、右手左手右足の中で一番動くのは右手です。その為にどうしても演奏を右手で引っ張ろうとしてしまい、ハイハットの音が大きくなりやすいのです。

右手で演奏を引っ張ってしまうのが良くないんだね。

その様にハイハットが一番大きくなるとどうしても初心者っぽく聞こえがち。じゃあどの様なバランスで演奏するのが良いのでしょうか?

まずは各楽器の役割を理解しよう

右手のハイハット

主にフィールを打ち出す役割です。この曲は4分音符ベースなのか、8分音符ベースなのか。スネアとベースドラムが同じでもハイハットが4分と8分では聞こえ方が全然違いますね。イメージとしては『シェイカー』を曲に合わせて振るつもりでハイハットも鳴らすと良いです。

右足ベースドラム

ベースドラムは主にベースのサポートです。ベースの音に更にアタックをつけてあげます。ただ現代の音楽ではベースドラムがバンドの中で一番低い音になっており、本当の意味での『バンドの土台』を担う楽器でもあります。

左手スネアドラム

スネアドラムの役割は…これが今日のポイントになるので次の章でじっくり解説!!

スネアは手拍子だ!!

スネアの役割は一体何なのか?それは歌を歌う時に皆さんがどんな事をしているか考えると分かるはず。歌を歌う時にこの様な事ってしませんか?

手拍子

そう、手拍子です。2、4拍目で手拍子するじゃないですか。それをドラムセットで表現しているのが2、4拍目のスネアになる訳ですね。つまり音楽を聴くお客さんはこれを一番欲しているのです。お客さんに手拍子を促す気持ちで、しっかり2、4拍目のスネアを鳴らしてあげましょう。ベースドラムはそのスネアより少し弱めに、そしてハイハットはシェイカーを鳴らす位のつもりで軽く鳴らしてみて下さい。

スネア>ベースドラム>ハイハット

このバランスでリズムパターンを演奏してみましょう。
音量バランスを変えるとどの様に聞こえるのか、実際に動画でチェック!!

音量バランスを変えるだけで、聞こえ方が全然違うね

本当に少しだけのコツ。音量バランスを意識してみてね!!

さて今日の記事は如何でしたでしょうか?音量バランスを少し変えるだけで聞こえ方がグッと良くなり、初心者っぽさが抜けますよね。ただ何となくリズムパターンを演奏するのでは無く、それぞれの楽器がどの様な役割を持っているのかを理解し、それに応じた音量バランスで演奏してみましょう。

まずはお客さんに手拍子を貰える様に、しっかりスネアを鳴らしてみて下さいね。

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